専門的にやれば小さな変化に気づく

上記はあるお客様のWEBサイト特定ページのアクセス数です。1日数十件のアクセスアップですが、この変化をつかむことが後に大きな効果を得る「金脈」になります。これはWEBサイトのアクセス解析、分析ですが、実際の売上データ、電話でのお問い合わせ件数など、情報を取るだけでなく、小さな変化に気づくために分析に時間を取ることが御社の利益を数倍に向上することがあります。○○店の月間売上推移をざっくりと毎月見ているだけでは、大雑把な経営判断はできたとしても「金脈」に気づくことはできません。アナリティックアクションズは時間や専門知識のないお客様に代わって、専門的な視点で時間を使って「金脈」かもしれない小さな変化をお知らせします。

 

小さな変化が大きな利益を生む

1日数十件のアクセスアップの要因を探っていくと、あるキーワードでの訪問数が効いていることが分かりました。キーワード②は変化がないのにキーワード①は大きく向上していました。しかもキーワード①での訪問者は購入が高いことも分かりました。そこでキーワード①で月5,000円のキーワード広告を出したところ順調に購入者が増えていきました。今では月5万円のキーワード広告を出していますが、キーワード広告を出す前と比べ売上は20倍の○百万円/月に増えています。

 

失敗しても失敗の原因が分かるまで止めない

あるお客様のダイレクトメールの事例です。デザイナーは綺麗なデザインをしたがるものです。綺麗なデザインを否定するつもりはありませんが、デザインを優先し、目的を果たせなければ意味がないことを理解できていないデザイナーが多いことが問題です。上記の改善によって、このダイレクトメールの反応率は3%→8%に改善しました。もちろん中身の案内が魅力的だったからこのような結果になったのですが、そもそもその魅力的な案内まで見ていただけていなかったのです。特に高齢のお客様はここがめくれるということが分からなかった。若いデザイナーや担当者には、「めくるタイプのダイレクトメールはたくさんあるのだから分かるだろう」という気があったのです。企業活動に失敗はつきものです。しかし、上記のように1回目のダイレクトメールが反応薄だったからといって止めてしまっていたら・・・

 

スモールスタートのすすめ

上記のダイレクトメールでのプロモーションは1万通の計画でした。当然印刷業者様、デザイン会社様、発送業者様は大型の契約をしたいので、また面倒な対応はできるだけ避けたいので、1回で1万通を発送してしまうことを前提に話をすすめます。アナリティックアクションズからはそこを1000通、1000通、7000通の計3回、9000通の発送をご提案しました。トータルのコストは1万通を一気に発送した場合とほぼ同じになりました。一見1万通が9000通に減ってしまったように感じますが、前述の通り1回目の1000通の反応率は3%、2回目はほぼ8%、3回目は8%強でしたから獲得件数は30件+80件+560件の670件。1万通を一気に発送し、3%の反応率だった場合は獲得数300件ですから、同じコストで倍以上の効果を得たことになります。失敗を前提にしたスモールスタートがいかに大切か、業者様の言いなりになってしまわないことがいかに大切か、アナリティックアクションズがいかに必要かお分かりしただけるのではないでしょうか?

急がず、焦らず、諦めず!

あるセミナーにて、花王の分析部門トップにお話をお聞きする機会がありました。

 

ある店舗である製品が大きく売上げを伸ばしたことが店舗分析で分かった。担当営業にすぐ電話して理由を聞くと、AをやってBもやりました。途中からCもやりました。とのこと。

 

花王は文化として「何でも自分たちでやる」ところがあり、CMの効果分析、店舗の売上げ分析、ホームページの訪問数まで全て社内で分析するそうです。

 

しかし営業マンは自分の売上げを伸ばすのに必死なので、あらゆる手段(棚取りがメインですが)を用いて、消費者が目に付くように、選んで手にとっていただけるようにするのです。

 

上記が分析屋泣かせ、大手の限界とおっしゃっていました。担当営業は悪くないのです。チラシに特価を入れてもらい、目立つ棚取りをして、途中ポップをもっと目立つものに入れ替える。優秀な営業マンです。しかし、今の時代「何がいくら効果を出したのか」が分からなければ、次の手を打ちようがない。ある意味では、一店舗で、一瞬売上げが上がっても、その要因、原因がはっきりしなければ、何もしていないことと同じ。というのです。

 

期間を決めて、同じ条件で比較してはじめて要因、原因、主因が分かる。

 

目先の利益に焦らず、比較することを急がず、同じ条件になる、比較するに値するデータであることをしっかりと確かめながら、途中で絶対に諦めてしまわないこと。これが企業の確かな「知」となり、他社との力の差となるのです。